「日産・プリンス合併50周年特別展示」が、日産グローバル本社ギャラリーで2016年8月2日から2017年1月31日まで開催されている。

このイベントではプリンス車だけでなく、日産とプリンスの合併後に日産で継承されたクルマや両社の技術・文化の融合を象徴するクルマが展示される。
第2回日本グランプリで「スカイライン伝説」を作ったスカイラインGTが、2016年10月1日から10月16日まで日産グローバル本社ギャラリーで展示された。

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スカイラインGTの誕生

スカイラインGT

1963年(昭和38年)5月に開催された日本初の大規模モータースポーツイベント「第一回日本グランプリ」は、多くの日本メーカーにとって初のレース経験だった。

「市販車無改造」の紳士協定を厳格に捉えたプリンスは、チューニングされたライバルたちに惨敗。
技術力を標榜していたプリンスにとって大きな打撃となった。

雪辱を期した翌1964年(昭和39年)の日本グランプリには、GT-Ⅱレースに向けて2代目S5系スカイライン1500をベースにグロリアのG7型エンジンを搭載したスペシャルマシン「スカイラインGT(S54A-1型)」が誕生。
性能で圧倒的に勝るポルシェ904GTSを相手にした善戦ぶりは、瞬く間に「スカイライン伝説」として広がる。
これは、初戦の汚名を返上しただけでなく、プリンスが日本のモータースポーツシーンの主役に躍り出た瞬間であった。

プリンス スカイラインGT(1964年・S54A-1型)(レプリカ)

スカイラインGT

スカイラインGT(S54A-1型)は、1964年(昭和39年)5月3日の第2回日本グランプリGT-Ⅱレースでの必勝を期してプリンス自工が制作したスペシャルマシン。
スカイライン1500(S50型)のホイールベースを200㎜延長してグロリア用6気筒G7型エンジンを搭載する手法で100台を制作し、レース直前の5月1日に発売して出場資格を得た。
実戦用車両にはスポーツオプションのウェーバー3連キャブ、5速クロスミッション、ノンスリップデフ等が装着されていた。
レースはポルシェ904が勝利したものの、スカイラインGTは2位から6位を独占し、高性能を強く印象付けた。

スカイラインGT

レース後、このモデルを求める声に応えてレース出場車と同じウェーバー3連キャブ125馬力仕様の「2000GT(S54B-2型)」を1965年(昭和40年)2月に正式発売し、これ以降スカイラインのイメージは「2000GT」が牽引していくことになる。

展示車は、当時の同型車をベースとして、2位になった砂子義一選手の39号車と同仕様にしたレプリカで、2012年の鈴鹿サーキット50周年に合わせて「日産名車再生クラブ」がフルレストアした。

スカイラインGT

ヘリテージコレクションNo.034
全長:4,255㎜
全幅:1,495㎜
全高:1,410㎜
ホイールベース:2,590㎜
トレッド(前/後):1,265㎜/1,255㎜
車両重量:980~1,008㎏
サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/半楕円リーフリジッド
ブレーキ(前/後):ドラム/ドラム・アルミフィン付
タイア:4.50L-13(R6)

エンジン主要諸元

エンジン型式:GB7B(直列6気筒・OHC)
総排気量:1,988㏄
最高出力:110kW(150ps)/6,800rpm
最大トルク:176N・m(18.0kgm)/4,800rpm

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